多嚢胞性卵巣症候群と診断された30代の私の体験記

こんばんは。ぽんこです。

26歳から始めたブログでしたが、もう30歳になってしまいました……

この4年のうちに私はマッチングアプリで出会った夫と結婚をして、(マッチングアプリ婚についてはまたのちのち書きたいと思います。)

現在は東京都の助成で軽い気持ちで受けた「プレコンゼミ」で多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)と診断され治療を受ける最中です。

プレコンゼミについて書いたnoteはこちら

29歳で妊娠/妊活のために「プレコンゼミ」を受けた話

多嚢胞性卵巣症候群(以下、PCOSと略します)と分かった際の状況と、使える助成金などについて、書いていきます。

30代目前で「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」と診断されました

「プレコンゼミ」を受けたあと、指定されたクリニックで検査を受け、結果を聞きに行ったときのこと。
医師から「ぽんこさんは多嚢胞性卵巣症候群の傾向があります」と言われました。

なんとなく予感はありました。
生理は不定期で、ひどいときは3ヶ月以上こないことも。20代のうちからピルを服用していたのもあって、自分の排卵の状況を正確に知る機会もありませんでした。体重も、8年で20kg増えていたし、なにより「どこかおかしい気がする」とずっと思っていたんです。

でも、「PCOSです」とはっきり言われたときは、やっぱりな~という気持ちでした。

PCOSでも子供を授かれた方もいることや、夫も治療を支援すると言ってくれたこと、もし子供に恵まれなくても、2人で楽しく暮らしていこうと言っていたので、今後の治療でどうなるか…と次のことを考えていました。


妊娠に対する焦りとプレコンゼミとの出会い

PCOSと診断されたきっかけは、東京都が実施している「プレコンゼミ」でした。
結婚を機にピルをやめ、生理周期が乱れたことで「さすがにこのままではまずいかも」と思うように。

でも正直、不妊治療って、何歳から始めるのがいいの?
そもそも妊娠しにくい体なのかどうか、今から調べていいの?

そんな疑問ばかりで、一歩が踏み出せませんでした。

そんなとき、たまたまInstagramで「プレコンゼミ」の情報を見つけました。

▶ プレコンゼミ=妊娠前の体の状態を知るための検査に助成金が出る東京都の取り組み
▶ 18〜39歳の男女が対象(パートナーの有無は問わない)

「軽い気持ちで行ってみよう」
そう思って夫も誘い、参加したこのセミナーが、私の妊活の大きなターニングポイントになりました。


プレコンゼミの流れと助成内容

プレコンゼミは、東京都在住の男女(18〜39歳)が対象の制度です。

セミナーを受講すると、以下のような検査に助成金が使えます。

💡 プレコンゼミの基本的な流れ

ステップ 内容
1 オンラインまたは会場でセミナー受講(2時間程度)
2 簡単なアンケートに回答し、受講証明を取得
3 指定医療機関で検査(1回目通院)
4 検査結果を聞きに行く(2回目通院)
5 領収書等をそろえて助成金申請

女性は最大3万円、男性は最大2万円までが助成対象です(※私が受けた2024年度時点)。

この制度がありがたいのは、妊娠を今すぐ望んでいなくてもOKなところ。また、現在パートナーがいなくてもよいところ。
「いつかは…」と思っている人が、自分の体の“今”を知るきっかけになる内容です。

実際に受けた検査と診断内容

私が受けた検査は以下のとおりです:

  • AMH検査(卵巣の予備能を測定)

  • 血液検査(ホルモンバランスなど)

  • 尿検査

  • 婦人科内診(既往歴があるため今回は省略)

検査費用は、保険適用外の項目も含めて約3万円弱でした。

結果は2週間後。
再度クリニックを訪れたときに、医師から「多嚢胞性卵巣症候群の所見がある」と説明を受けました。

PCOSは、排卵がうまくいかず妊娠しにくくなる可能性がある疾患ですが、治療法はあります。
私の場合は、「今すぐ不妊治療というより、まずは体質改善から始めましょう」とのことでした。

(ちなみに)夫も一緒に検査を受けました

私と一緒にプレコンゼミを受講した夫も、検査を受けました。

夫が受けた検査:

  • 尿検査

  • 血液検査

  • 精液検査(禁欲期間2〜5日が必要)

こちらも助成金対象で、費用は約2万円。

夫もなかなかない体験をできて面白そうにしていました!w
夫と妊活について一緒に話す時間が自然に生まれ、“夫婦の妊活”として向き合うきっかけになったと思います。

プレコンゼミを受けてよかったこと

今思えば、「受けておいて本当によかった」です。

  • 自分の体の状態(PCOS)を早めに知れた

  • 何をすればいいかが明確になった(生活習慣・治療の方向)

  • 夫と妊娠・出産について話すきっかけになった

「まだ早いかな」「妊活って何から始めるの?」という段階の人にこそ、この制度はすごくおすすめです。

同じ悩みを持つ方へのメッセージ

今、妊娠・出産について不安を感じている人は少なくないと思います。

  • 「私は妊娠できる体なのかな」

  • 「いつ検査すればいいの?」

  • 「夫にどうやって話せばいいの?」

そんなモヤモヤを抱えている人にとって、プレコンゼミはとても優しい制度です。

検査で何もなければ安心できますし、何かあっても早く気づけた分だけ対処できます。
私のように、PCOSとわかって初めて「妊娠って準備がいるんだ」と実感する人もいます

「いつか子どもを…」と思っている方、そして、同じように30代でモヤモヤしている方がいれば、ぜひ一度プレコンゼミを受けてみてください。

おわりに

30代になり、妊娠や体のことにリアルに向き合うようになった今。
まだまだ道半ばですが、「知ること」で不安が減り、「動くこと」で未来が変わる気がしています。

私の経験が、どこかの誰かのヒントになりますように。
質問があれば、ぜひコメントやSNSで気軽に聞いてください!

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